令和元年度の税理士試験。
とうとう来週が本試験ですね。
受験生の皆さんは緊張と不安でいっぱいの毎日をお過ごしのことと思います。
そこで試験までの残り数日をどのように過ごすべきか?
自身の経験から注意すべき点を書いてみようと思います。
本記事をご覧いただくことで、少しでも皆さまの不安な気持ちを軽くすることができたら嬉しく思います。
普段どおり淡々と過ごす
慣れないことをしてもろくなことがない、とは言い得て妙ですね。
本質を突いていると思います。
この言葉どおりです。
不安でいっぱいのこととは思いますが、ここから当日までは普段どおり淡々と過ごすことを心掛けましょう。
ただただ淡々と一日一日をこなしていくイメージです。
”無”の境地とでもいいましょうか。
受験前の数日間に普段と違うことをすることはリスクを伴います。
「とにかく淡々と普段どおり」が最も安全で安心です。
筆者の経験上、最後の一週間に頭へ詰め込んだことで「本試験に出た!最後にやっておいて良かった!」と思ったことなど、受験の全期間を通じて一度もありません。
ですから新しいものに手を付けるより、今までの復習にコツコツと取り組んだ方が良いのではないでしょうか。
参考までに。
筆者の場合は「間違いノート」を作っていたので、過去の間違えた論点(=本試験でもミスしやすい論点)を何度も何度も読み返して直前期を過ごしていました。
本試験と同じ時間帯に過去問を解く
ただこの時期にやっておくべきことが1つだけあります。
それは毎日、本試験と同じ時間に2時間の総合問題を解いておくことです。
9時-11時の科目を受験される方であれば、毎日9時-11時に問題を解いておきましょう。
人間には1日のリズムがありますから、本番の時間帯に体を慣れさせることが大切です。
コンディションのピークをその時間帯に持ってこられるようにしておきましょう!
解答する問題は過去問がベストですね。
筆者の場合
3日前 → 3年前の過去問
2日前 → 2年前の過去問
前日 → 去年の過去問
を解いた上で本番に臨んでいました。
最後は…気持ち
そして最後はやはり「合格してやるぞ!」という強い気持ちです。
今は緊張と不安で胸がいっぱいかもしれません。
今は平気だけどこれから緊張してくる方もいるでしょうし、反対に緊張のピークが過ぎて精神面が不安定になっている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし皆さんはこの一年間努力してきたからこそ緊張するのであって、それ自体は悪いことではありません。
大して努力といえるほどのことをしてこなかった人。
そういう人はそもそもが緊張することもないのでしょう。
ですから緊張するのはある意味当然。
緊張したり不安になったりする人は、努力してきた自分を強く認めてあげればいいのです。
それともうひとつ。
「隣の芝生は青い」といいますが、他人のことはよく見えるものです。
これは本当にそうなのです。
でも実際に100%万全かつ自信満々の状態で本試験を迎えられる人などいるのでしょうか?
大丈夫。
ほとんどの人が心のどこかに「ヤバい」という感情を抱いて受験しています。
必要以上に自分を卑下することはありません。
淡々と、マイペースに、残りの数日を過ごしていきましょう。
これまで十分に努力されてきた皆さんですから、これ以上「頑張って」という言葉も必要ないと思います。
あと数日後には本試験です。
体調管理だけはしっかりしてくださいね。
そして普段どおりに受験してきてください。
そこで皆さまの本来の実力が発揮されること。
そのことを心から願っています。
まとめ
・心がざわついても普段どおり淡々と過ごすことを心掛けよう
・本試験と同じ時間帯に2時間問題を解いて体を慣れさせておこう
・合格したい!という気持ちだけは最後まで強く持っておこう
編集後記
受験時代のこと。
専門学校が試験直前に配布してくれる冊子の中に、たくさんの講師からの応援メッセージが掲載されていました。
何気なく見ていたら、ある講師のメッセージが目に留まり、すーっと筆者の心に刺さりました。
「いよいよ最後の答練ですね。頑張ってきてください!」
そうだ!
俺はこれまで嫌というほど答練(答案練習会)を受けてきた。
本試験と思えば緊張してしまうけど、これが最後の答練だと思えば多少は気が楽だよな。
そんな風に思えると何となく心の重荷が取れて、ほんの少しだけ楽になれました。
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