

もう、あの、頭が、こんがらがって、その…。
教えてください!!

それとも、会議費ですか??


それとも、もしかして、事務用品費??

それとも、ひょっとして、交通費??

どうしたらいいの!!
どっちの勘定科目?
個人事業主やフリーランスの方がどの勘定科目を使うべきかで必要以上に悩んでしまう。
これ、確定申告あるあるです!
しかし落ち着いて考えてみましょう。
ヒトミさんが言っていたように、飲食代を交際費で処理するか会議費で処理するかということに、さほど大きな意味はあるのでしょうか?
ヒトミさんは個人事業主(法人じゃない)ですから、結局のところ、交際費で処理しようが会議費で処理しようが必要経費であることに変わりはないのです。
ところで、税金の額は所得(売上-必要経費)に税率を掛けて求めますよね。

交際費で処理しても会議費で処理しても必要経費の総額は変わりません。
必要経費の総額が変わらないということは、つまり最終的な税金の額も変わらないということです。
税務署はどこを見ているか?
ここで確定申告の提出先である税務署が何を求めているか、ということに少しだけ思いを巡らせてみましょう。
彼らの最大の関心事は「正しい金額の税金を納めているのか」の一点に尽きるでしょう。
交際費と会議費をしっかり区別しているか?
消耗品費と事務用品費をしっかり区別しているか?
車両費と交通費をしっかり区別しているか?
果たして彼らは気にかけているでしょうか?
おそらくそんなことはどうでもいいと思っているでしょう。
***
好きな人ができたら、相手が何を求めているか必死に考えますよね?
どんな食べ物が好きなのか?
どんなことに興味があるのか?
どんなデートを求めているのか?
それと同じです。
どんなときでも、相手(この場合は税務署)が何に興味を持ち何を求めているかを考えることはとても大切なことです。
悩まなければいけないポイントもある
もちろん勘定科目を正確に区分できればそれに越したことはありません。
ただ力の入れどころに強弱をつけて、悩むべきでないところにムダな時間と労力を使うのはやめましょう、ということです。
逆にいうと悩まなければいけないポイントもあります。
たとえば、そもそもその飲食代を必要経費にしていいの?という問題。
必要経費に入れてはいけないものを入れてしまうと、必要経費の総額が変わり税額に影響してしまいます。
こういった問題はしっかり検討しなければなりません。
また修繕費として処理するか、資産計上して減価償却処理するか、といった問題も悩まなければいけないポイントといえますね。
このように「悩まなければいけないポイント」と「悩む必要のないポイント」の両方が存在します。
両者をしっかりと区別して確定申告を効率的に乗り切っていきましょう!
まとめ
・勘定科目の選択で必要以上に悩む必要はない
・最終的に納める税金の額を正しく算出することが最も大事なこと
・税額に影響する勘定科目の選択は慎重に行おう





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