私は税理士試験の受験時代に専門学校で「映像通学」という学習方法を選択し勉強していました。
今回は税理士試験に限らず資格試験をはじめるにあたり専門学校へ通おうとお考えのみなさまへ向けて、映像通学のメリットとデメリットについて自身の経験をもとにご紹介したいと思います。
映像通学って何? 教室通学や通信教育との違い
映像通学とは、専門学校へ行って個別ブースに入りあらかじめ録画してあるビデオを見ながら一人で勉強するという学習方法です。
教室通学(教室でみんなといっしょに勉強する王道パターン)や通信教育(届いた教材をもとに自宅で学習する)というとイメージがわきやすいと思いますが、映像通学はその中間です。
学校で通信教育を受ける、みたいな。
私は正社員として仕事をしながら勉強していたため、毎週決まった曜日や時間で行われる教室通学を受けるのはスケジュール的に厳しいものがありました。
かといって通信教育だと自宅でダラダラしてしまうことが分かっていたので(自宅にはスマホやらテレビやら誘惑が無限に溢れているので)、学校に行ってしっかり勉強した方がいいだろうと考えたわけです。
そこで映像通学。
現に映像通学を選んでいる皆さんはきっと同じ考えなんだろうと思います。
映像通学のメリット
好きな曜日や時間に予約できる
仕事をしながら勉強している方や子育てしながら勉強している方など、時間に制限のある方にはとても便利です。
学校で学習するため集中できる
先ほども書きましたが、私のように自宅にいるとダラダラしてしまいがちな方にはオススメです。
ひとりで学習するので自分のペースで学習できる
ひとりで学習することはメリットにもデメリットにもなりうるのですが、メリット面でいえば自分の好きなペースで学習できるというところが挙げられます。
各科目ともエース級の先生が講義を担当する
映像通学で学習するビデオに登場するのは各科目の人気講師であることが多いです。
そのため内容が分かりやすく学習効率アップが期待できます。
倍速で学習できる
映像の再生スピードを変更して視聴することができます。
私はいつも1.5~2倍速で視聴していました。
そうすることによって本来3時間かけて学習するところを2時間弱で切り上げることができます。
今流行りの「時短」ってやつですね。
模擬試験は教室通学の生徒と一緒に受けることができる
普段は一人で学習する映像通学でも、模擬試験などは教室通学生と一緒に受けられる制度があります。
本番さながらの緊張感で模試を受けたい人にはオススメです。
定期的に担当の先生が電話してくれる
定期的に先生が電話をかけてきて「学習状況はどうですか?」と聞いてきてくれます。
私の場合はある程度質問事項をまとめておき、電話がかかってきたときにここぞとばかりまとめて質問していました。
このように先生がきちんとフォローしてくれる制度があります。
映像通学のデメリット
ひとりで学習するから淋しい
教室通学でみんながわいわい楽しく勉強しているところをみると少し淋しい気持ちになってしまうときがあります。
仲の良い教室だと先生を中心にみんなで飲みに行ったりもしているようですね。
交通費がかかる
通信教育であれば交通費がかからないので、その点では不利といえます。
しかしそもそも会社やアルバイトで通勤定期を使っている方ならあまり関係ないのかもしれません。
その場ですぐ質問できない
教室通学であれば目の前に先生がいるので講義が終わった後にすぐ質問をして不明点を解消できますが、映像通学ではそれがなかなかできません。
意志の弱い人だと続かない可能性も
自分の都合のいい日時で予約できる便利さがあるとはいえ、その日にきちんと学校へ行って勉強しなければ何の意味もありません。
学校へ行くこと自体が億劫な方だと逆に通信教育の方が合っているかもしれません。
いかがでしょうか。
映像通学、教室通学、通信教育それぞれにメリットとデメリットがあります。
どれが自分に合うかを判断して慎重に決めていただければと思います。
一度専門学校の説明会などに参加してみるのもいいかもしれませんね。
(以上は私が受講した専門学校での実体験に基づくものです。専門学校によって内容が変わることもありますので詳細は各校にお問い合わせください)
まとめ
- 専門学校の受講方法には大きく分けて3つの方法がある
- 映像通学・教室通学・通信教育それぞれにメリット・デメリットがある
- どれが自分に合うか、よく考えて選択しよう
編集後記
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