フリーランスで活動しているすずです。
手作りアクセサリーの販売をしています。
よろしくお願いします!
銀行口座に利息が入ってきたんですけど、どう処理すればいいかわからなくて。
すずさんが記帳している「事業所得」とは関係がありませんので、事業主勘定を使って処理しましょう。
預金利息は利子所得
銀行の口座にお金を預けているともらえる預金利息。
半年に一回、雀の涙ほどの金額が口座に入金されてくる、アレですね。 (;^ω^)
すずさんのようなフリーランス(個人事業主)で、仕事用に使っている口座に利息が入金された場合、どのように処理すればいいのでしょうか?
たとえば利息が8円入金された場合。
次のような仕訳となります。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
普通預金 | 8 | 事業主借 | 8 |
預金利息は利子所得です。
一方、みなさんが記帳しているのは事業所得(または不動産所得)であり、利子所得は関係ありません(収支に影響させる必要がありません)。
そこで、関係のない時に使う事業主(事業主借)勘定の登場、というわけです。
本日はここまで理解しておけば十分。
次章以降はプラスアルファの知識です。
源泉分離課税で課税は完結
預金利息は源泉分離課税といって、入金された時点で課税関係がすべて完結しています。
所得税(15%)、復興特別所得税(0.315%)、住民税(5%)が既に差し引かれた後の金額で入金されているのです。
給料をもらうときには会社が天引きをして振り込んでくれますよね?
利息も同じです。
銀行がきちんと天引きをしたうえで振り込んでくれるのです。
天引きのしくみ
このように、利息は税金が引かれた後の金額で入金されます。
金額が僅少なので意識することは少ないかもしれませんが、利息をもらうときにもみなさんはちゃんと税金を納めています。
たとえば8円の利息が入金されたとしますよね?
ここで「やった!8円も利息をもらえた!」と喜んでいてはいけません。
正解は「10円の利息をもらえるはずだったのに!税金が引かれて8円しかもらえなかった!」と悔しがることです。
いかがでしょうか?
このように、利息をもらうときにも私たちはきちんと納税しているのです。
もっと胸を張っていきたいものです。
まとめ
・預金利息をもらったら事業主勘定を使って処理しよう
・預金利息は利子所得
・預金利息は税金が引かれた後の金額で入金される
また節税のこととか、いろいろ相談に乗ってください。
よろしくお願いします!
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