先週、井ノ上陽一さんのセミナーに参加してきました。
井ノ上さんといえば「ひとり税理士」の先駆け的な存在で、その著書を読ませていただいたことが、筆者の独立しようという決意を強く後押ししてくれました。
さらに筆者のブログ「毎日が勉強!!」をスタートしたのも井ノ上さんのブログ入門セミナーに参加したことがきっかけ。
いわば本ブログの生みの親。
そしな井ノ上さんが今回お話くださったテーマは「雇われない雇わない生き方」
ひとことの金言も聞き逃せない、内容のぎっしり詰まった3時間でした。
強み=違い
井ノ上さんは公務員、税理士事務所勤務を経て独立し、一度は従業員を雇って拡大路線を歩まれた後、試行錯誤を繰り返しながら現在の「雇われない雇わないひとり税理士としての働き方」に帰着されています。
またブログ毎日更新もまもなく4300日を超えられるとのことで、ブログを通して考え方を研ぎ澄まされています。
そんな井ノ上さんの話はご自身の実際の経験に基づいているだけに言葉の重みが違います。
今回のセミナーで印象に残ったのは「強み=違い」というお話でした。
事業を営んでいく場合に他と差別化を図るためには何よりも強みを持つことが大事ですが、その「強み」とは言い換えると「違い」であり、何はともあれ他と違うことを探すことから始めなければならないと。
同じ地域で他の同業者がやっていないことや出来ないことを探していくことが大切とおっしゃいます。
そしてその違いは本当に違いになっているか?
自己満足ではダメで常に確認する必要があること。
そして違いを見つけられたら徹底的に同業を研究しそれを掘り下げていくべきということでした。
たとえば筆者の場合ですと本を出版したいという当面の目標があるのですが、それを達成したいなら本屋へ行って出版されている本を徹底的に研究する。
同業が既に書いている分野を狙っても勝てないので、どのようなものがまだ出版されていないか、未出版の分野あるいは新しい書き方のアプローチを見つける。
そして違いを打ち出して自分に書けそうなものはないかを見つけ、そこを狙っていく…というわけです。
言葉にすると簡単ですがなかなか難しいところです。
売上=数量×単価…当たり前のことを常に意識
また自社の売上について、「売上=数量×単価」という当たり前のことを日々意識することが重要だと井ノ上さんは言います。
そして「売上=数量×単価」のうち、数量を上げようとすると自分に返ってきて結局自分がつらい思いをすることになるため、それを避けるためには単価を上げるしかありません。
そしてそのためにも先述の「強み=違い」を作ることが大切であると。
兎にも角にも違いを打ち出すことが重要なようですね。
試行錯誤しながら見つけていくしかありません。
近いと思える人。でも実際は遠い人
夜は懇親会が開かれお酒の席でも井ノ上さんとお話させていただくことが出来ました。
話してみると何のことはない、そこら辺にいるフツーのお兄さんです。(失礼)
でも後々考えてみると、セミナーでの話し方も聞き手が聞きやすく理解しやすいように緻密に計算されていますし、セミナー教材として販売するため当日の講義を録音するなど仕事の効率化を徹底的に追及されているところから、とても「深く考えている人」なんだなという印象です。
本を何冊も出版されていて、やはりそういう人は違うのかなと思います。
今はまだまだ未熟者の筆者ですが、井ノ上さんを追いかけ少しでも近づけるように日々努力していきたいと思います!
まとめ
- 強みとは違いを作ること
- 売上=数量×単価
- 数量ではなく単価を上げていこう。そのために違いを打ち出していこう
編集後記
お昼を食べたお蕎麦屋さんにて、窓際で。
筆者の好きな相田みつを「しあわはいつもじぶんのこころがきめる」の詩と、きれいなお花と、射し込む光のコラボに一瞬目を奪われました!
フリーランス(個人事業主)
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