旅行の楽しみのひとつにお土産選びがあります。
このお土産にかかる費用について、事業に関連するものであれば当然「交際費」として経費計上することができます。
ところが税務会計の世界では常に「悪者扱い」されてしまう交際費。
このお土産と交際費について考察します。
お土産の定義
まずお土産の定義を調べてみました。
土産(みやげ、みあげ、どさん、とさん)は、知人や縁者に配る目的で旅行先などで買い求めるその土地にちなむ品物(進物)のこと。
または知人や縁者の家宅など訪問先を訪問する際に感謝を込めて持参する進物のこと。
後者の場合は手土産(てみやげ)という言い方もする。
旅先で見聞きした物事や体験などを語って聞かせることを土産話(みやげばなし)という。
進物であることから丁寧語の接頭辞をつけ、御土産(おみやげ)と称するのが一般的である。
また知人や友人に渡すことを目的としたおみやげは日本人特有という説もある。出典元:Wikipedia
最後の行に日本人特有とありますが、お土産は日本独自の文化だったんですね。
知りませんでした。
ちなみにハワイにはマカデミアナッツがありますが日系人が作ったものだそうです。
あれも日本独自の文化の影響によって生まれたものだったんですね〜、なるほどー。
お土産は感謝の気持ち
先日北海道まで旅行をしてきた筆者ですが、数名の方にお土産を配ったら喜んでくださいました。
大した金額のものでもないですが、喜んでくれると自分もうれしいし幸せな気持ちになれるものです。
きっと皆さんも同じ経験をされていますよね。
旅先で相手の笑顔を想像しながら「何を買っていったら喜んでくれるかな?」と品定めをするひととき。
それはまさしく相手を大切に思い、感謝の気持ちを贈る行為です。
とても素敵なことだと思いませんか?
交際費に負のイメージは似合わない
そんなお土産代=交際費が業務関連者に対するものであれば、当然ながら交際費として経費に計上することが出来ます。
個人事業主の場合には限度額がなく全額を経費計上することが可能です。
また法人(資本金1億円以下)の場合には年間800万円まで(または接待飲食費の50%まで)を損金に計上することができます。
この交際費ですが、税務上はどうしても負のイメージがつきまとい悪者扱いされがちです。
というのも交際費は業務内と業務外の線引きが難しく、えてして脱税目的に使われやすいためです。
グレーな側面の濃い費用なんですね。
そのため交際費に対しては税務署も常に厳しい目を光らせています。
しかしながら!
とはいえです。
前述のようにお土産代などの交際費は相手に対して感謝の気持ちを伝えるもの。
たとえビジネス上のものであったとしても同じです。
ですから交際費を計上するにあたり必要以上にやましく思うことはないのです。
業務に関連するれっきとした交際費であれば、胸を張って堂々と経費に計上していきましょう。
まとめ
- お土産は日本独自の文化
- お土産を渡す行為は相手に感謝する気持ち
- 業務に関連するお土産代(交際費)なら堂々と経費に計上しよう
編集後記
この度デスクとチェアを新しく買い替えることにしました。
そこで今まで使っていたものを処分することに…。
受験時代からずっとこれで勉強していたのでちょっと寂しい気持ちもありつつ。。
小さくて使いづらい机だったけど、「税理士になったらもっといいものに買い替えるぞ!」という思いを持って頑張ってきました。
さようなら。
そして今までありがとう!
感謝の気持ちを込めて…
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