2019年5月16日に札幌市北区にて開催された、株式会社ニトリ第47回定時株主総会に出席してまいりました。
好天に恵まれた北海道。
札幌から地下鉄で10分ほどの麻布駅近くにニトリ本社がありました。
株主総会自体は淡々と進み思いのほかあっけなく終了。(質問した株主も1人だけ)
ただ総会終了後に似鳥昭雄会長が登壇し「株主説明会」とういう形で小一時間ほど講義をしてくれました。
ニトリの現況から市場の予測、オリンピック後の景気動向まで…。
興味深いお話だったので一部ご紹介いたします。
令和元年の為替予測
- 米中貿易摩擦等による通商問題の動向が世界経済に与える悪影響
- 中国経済の先行きなど海外経済の不確実性
- 金融資本市場の変動の影響
これらによって日本の経済は今後緩やかに後退局面に入る。
当面は厳しい状況が続く。
…似鳥会長のお話をまとめるとこんな感じです。
そのうえで為替相場について令和元年の年央には105円台、年内は100円~110円のレンジ内に収まるだろうと予測されていました。
侮るなかれ!
似鳥会長の為替予測は的中率が高いことで超有名です。
プロのトレーダーやアナリストでも参考にしている人がたくさんいるのだとか。
個人投資家の方であれば頭の片隅に入れておいた方がいいかもしれません。
オリンピック後の不動産市況
2020年東京オリンピックが来年に迫っています。
しかしオリンピックイヤーの前年から日本は景気後退局面に入るとのこと。
「先行指標として注視している住宅関連の指標が日米で下がっており景気は世界的に下り坂になる」
「不動産市況について建物は現在の半額になる。土地についてもほとんど同様」
「私も所有しているマンションなどは昨年までに全部売り払った」
これから数年の日本経済および世界経済について、会長は相当厳しく見ているようです…。
アメリカ経済と日本経済の関係
アメリカで起こったことは10年後くらいに必ず日本で起こるということも指摘されていました。
たしかにアメリカで流行するものは日本でも流行しますし、アメリカのニュースで話題の社会問題はその後日本でも必ず話題になりますよね。
タイムラグはそれぞれかもしれませんが経済においては大体10年くらいとのこと。
グローバル化などの進展に伴い、今は10年よりもっと短いスパンになっているかもしれませんね。
Kマートやトイザらスの倒産を胸にしっかり刻んだ上で経営していくことが重要とおっしゃっていました。
日本株に投資する際にも、アメリカではどういった業界が好調でどういった業界が厳しいのかといったところまで深く見ていく必要がありそうですね。
まとめ
- 令和元年の為替相場は100円~110円程度の円高を予想
- オリンピック後の不動産市況は落込むと予想
- アメリカで起こったことは必ず日本でも起こると予想
(以上は似鳥会長個人の見解であり筆者が書き起こしただけのものです。投資は自己責任でお願いしますね!)
編集後記
実際に見た似鳥会長は、背が高く足も長くスラッとしていて。
意外に(?)カッコ良かったです。
テレビで見る印象とはまた違いますね!
景気後退というネガティブワードが多数出てきたにもかかわらず、話が明るく軽快なテンポで進んだのは会長のキャラクターゆえでしょうか。
景気後退局面だからこそニトリにはチャンス…と前向きにおっしゃっていて清々しい印象でした。
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