3月は12月決算企業の株主総会シーズン。
筆者も本日から3日連続で出席してきます。
実は株主総会に行くことは私の最大にして最高の「趣味」!
今回はその魅力と、どういった視点で参加しているのかを紹介させていただきます。
なぜ株主総会に行くのか?
筆者は株式投資歴が15年くらいで株主総会に出席するようになってから7~8年になります。
今まで株主総会に出席した回数は30回~40回ほど。
東京都内はもちろんのこと遠方では山口県(ファーストリテイリング)や京都府(日本電産)、北海道(ニトリ)まで遠征したこともあります。
もちろん交通費は自腹なわけですが、そこまでして出席したいと思えるほど株主総会は楽しく魅力的です。
何がそれほど魅力的なのか?って…
それはその会社の雰囲気を肌で感じられるところ、そして魅力的な社長を発見できるところです。
質疑応答は議長の腕の見せどころ
株主総会は開始から終了まで大体2時間~2時間半程度かかります。
流れとしては前半に会社側の業績報告(ほとんどの会社は事前に用意したビデオを流す)があり、後半は株主からの質疑応答を受け最後に議案の採決…という感じです。
最大の見どころはやはり質疑応答の時間。
株主からの様々な質問を受け付けてくれるのですが、株主もいろいろな方がいらっしゃるわけで…(マスコミ関係の方や株主総会の常連さんがいる一方、素人のおじいちゃんおばあちゃんも多数いらっしゃるわけです)
質問者も様々ですし、質問の内容も会社を称賛する内容から会社を罵倒するようなものまで様々。
一から百まで色んな種類の質問が出てくるところが面白い!
そして議長(ほとんどの会社は社長が務めます)がそれらの質問に対してどのように対応するのか…というところもまた見もの。
厳しい質問が出たときに堂々と自分の言葉で返す社長もいれば、隣の取締役に回答を丸投げする社長もいるし、はたまた明らかに動揺して声が震え汗を拭うハンカチまで取り出す社長もいるわけです。
社長の人格と、会社の雰囲気・勢いは比例する
私はいつも質疑応答での社長の対応に注目しています。
会社側にとって答えづらい意地悪な質問もたくさんあります。
素人の株主が質問するため要領を得ない謎の質問もたくさんあります。
しかしどんな質問が来ても、その内容を瞬時に的確に把握し他の株主にも分かるように質問内容を整理したうえで、回答についても的確に自分の言葉で返す社長は数少ないですがいらっしゃいます。
そういう方々を見ていると本当に勉強になります。
そして概して、そういう社長のいる会社というのは業績も良く株価も順調に推移している傾向があるように思います。
「組織はトップの器以上にはならない」とは稲盛和夫さんの言葉でしたが、まさにその通りだと思います。
トップ自身が常に自己研鑽に務め人間性を上げていかなくてはなりませんね。
(大企業だけではなく、中小企業の社長さんや私のような士業でも同じですね!)
こういった人間観察の醍醐味を味わえるところが株主総会のいちばんの魅力であり、私が夢中になっている理由です。
まとめ
- 株主総会は会社の雰囲気を肌で感じられるチャンス
- 株主総会は魅力的な社長を見つけられるチャンス
- 機会があればぜひ株主総会に行ってみよう
編集後記
↓ 株主総会のお土産についてはこちらをご覧ください。
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