個人エッセイ

今年も見つけた素敵なリーダー|NIKKEI 世界経営者会議レポート【リスク&インバウンド編】

今年も見つけた素敵なリーダー|NIKKEI 世界経営者会議レポート【導入編】去る10月28日~29日に帝国ホテル東京で開催された、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」に参加してまいりました。 熱気に包まれた会...

第21回日経フォーラム「世界経営者会議」にて。
前回から引き続き、唐池恒二氏の講演内容についてレポートします!

リスクへの向き合い方

登壇した唐池氏に対して、司会者から様々な質問が投げ掛けられました。

まずは「リスクへの向き合い方」について。
具体的には「今般の日韓関係悪化についてJR九州の業績に与える影響と、国際リスクに対する見解を聞かせてほしい」という質問です。
(唐池氏は博多~韓国・釜山間の高速船「ビートル」就航に尽力するなど、日韓友好に粉骨砕身してきたという経緯があります)

この質問に対する氏の回答は以下のとおりでした。

個人的には色々と思うところがある。
しかし、こういったビジネスをやっている以上、リスク(国際リスク・政治リスク)に対しては正面から向き合って乗り越えていくしかない。

そう割り切ったうえで
良い時もあれば悪い時もある。
良い時には悪い時に備え、しっかりと基礎体力を付けておく。
悪い時には次の良い時がくるときに備えて、しっかりと種を撒いておく。
そのような準備を常に怠らずにいることが大切ではないか?
ということでした。

外部要因に振り回される中でも、その時々で自分たちにできることを地道に、しかし確実に実行しておく。

これは何も国際・政治リスクに限ったことではなく、私たちの日々の仕事や生活についてもまったく同じように当てはまることではないでしょうか。

インバウンドは団体型から個人型へ

2022年に訪日観光客を4,000万人に引き上げるという政府目標は達成可能か?
という質問もありました。
これに対して唐池氏は「達成する。政治などの影響で時期は多少前後するかもしれないが、4,000万人は間違いなく達成する」と断言しました。

さらに中国人をはじめとした訪日観光客の旅行形態が団体型から個人型に急速にシフトしている現状も指摘されていました。
訪日観光客の行動がショッピングや温泉を楽しむ「アジア型」から、日本独自の歴史や文化、風景といったものに魅力を求める「欧米型」へ移行しているということです。

私たちが思う以上のスピードで、現場ではこのシフトが急速に進んでいるようです。

日本の文化・歴史の魅力を磨け!

インバウンド消費を引き続き盛り上げていくには、リピーターとなる訪日観光客の育成が欠かせません。

そのような中、日本政府はクルーズ船による訪日客誘致に注力しています。
クルーズ船が寄港する港の整備に多額の税金を投入しているのです。
しかし、こういったクルーズ船による訪日客誘致に過度に期待してはいけない、との警鐘も鳴らしていました。

中国人や韓国人に人気の九州クルーズ旅行ですが、乗客にアンケートを取ると「クルーズ船に乗ることが楽しい」という回答が9割以上を占めるそうです。
つまり彼らにとってはクルーズ船に乗ること自体が楽しみなのであって、行き先はどこでもいいわけです。
それがたまたま九州なだけであって、上陸してバスで近場を周遊しショッピングと軽い食事をしたら大満足して帰ってしまう。
彼らは本当の意味での九州の魅力にまったく触れていないのです。

このようなクルーズ船の港の整備にお金を使うよりも、日本独自の文化や歴史の魅力を磨いていくことに力を注ぎ、税金もそういった然るべきところに投入すべきではないだろうか…と指摘されていました。
まったくそのとおりだと思います。

様々な報道がなされているインバウンドに関する情報ですが、現場をよく知る唐池氏の言葉からは、足下の状況や訪日観光客の嗜好の変化などがダイレクトに伝わってきました。
貴重な話が聞けて大変満足でした。

私自身としては、今回学んだことをしっかりと今後の株式投資に活かしていきたいなと思います。

まとめ

・良い時には悪い時に備え、しっかりと基礎体力を付けておこう

・悪い時には良い時に備え、しっかりと種を撒いておこう

・インバウンド消費は団体型から個人型に急速にシフトしている

・クルーズ港の整備よりも、日本独自の文化や歴史の魅力を磨くことが重要

編集後記

最後にもうひとつ。
なるほど!と思った話があります。

それは横浜や神戸が訪日観光客にまったく人気がないということ。
今般のラグビーワールドカップにおいても、首都圏に訪れた訪日観光客は横浜を完全スルーして都内(都心や浅草)へ遊びに行っていたようです。

横浜
神戸
長崎

私たち日本人にとっては異国情緒あふれる魅力的な街でも、訪日観光客にとってそれはまさしく ”日常の風景”
まったく魅力を感じないそうです。

目から鱗といいますか…
なんだか妙に納得してしまいました。

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税理士 瀬口 徹
税理士 瀬口 徹
東京都府中市を中心に活動する税理士・宅地建物取引士。 個人の方の確定申告を応援します! 詳しくは → プロフィールへ
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