医療費控除とは、一年間にかかった医療費のうち一定金額を所得から差し引いて税金を安くしてくれる制度です。
本記事のテーマは「日傘男子が日傘を買ったら医療費控除の対象になるか?」です。
少しでも期待を持って本記事に訪れてくれる方がいると申し訳ないので先に言っておきます。
日傘男子が日傘を購入する代金はまず医療費控除の対象になりません。
悪しからず。
それでは、医療費控除の対象についてもう少し詳しく解説してみましょう。
美容に関するものは医療費控除の対象外
医療費控除の対象は治療のために要する費用であり、美容のために要する費用は対象外となります。
一例を挙げましょう。
美容整形のために行なう歯列矯正費用 → 医療費控除の対象外
子どもの成長を阻害しないよう行なう歯列矯正費用 → 医療費控除の対象
したがって、日傘男子が肌をきれいに保つために日傘を購入しているのであれば、これはまさしく美容目的ですから医療費控除の対象外ですね。
日傘のみならず日焼け止めクリームの購入費用なども同様です。
ただし、皮膚が極端に弱い日傘男子がいて医師の指示により肌に塗布する医療用クリームなどを購入しているケースであれば、これはもう美容の範疇を超えているわけですから医療費控除の対象となるでしょう。
予防に関するものも医療費控除の対象外
上記ほどではないにせよ、日傘男子の肌質が弱く傘を購入することが美容目的とも言い切れない場合。
皮膚を守るための予防として日傘を買ったのだという主張があるかもしれません。
しかしそれでも医療費控除の対象とはなりません。
医療費控除の対象となるのはあくまでも治療にかかるもの。
予防にかかるものは対象とならないためです。
健康診断や人間ドッグの費用は医療費控除の対象となりませんが、それと同じ考え方ですね。
(その結果重大な病気が発見され、引き続きその治療を受けることになった場合には医療費控除の対象となります)
近年は猛暑。男性も日傘をさしましょう
さて賛否両論の男性用日傘ではありますが、これだけ暑い日が毎日のように続くと男性も日傘をさしたほうがいいんじゃないかと個人的には思います。
見栄や恥ずかしさがあったとしても熱中症になっては元も子もないですからね。
食欲も落ちてきて、ただでさえバテ気味の暑い暑い毎日。
日傘をひとつのツールとしてうまく活用しながら猛暑を乗り切っていきましょう!
まとめ
・日傘男子の購入する日傘は医療費控除の対象にならない
・美容に関する費用は医療費控除の対象にならない
・予防に関する費用は医療費控除の対象にならない
編集後記
昨日はうれしいことが2つありました。
ひとつは大切なお客様から久しぶりの連絡をいただけたこと。
もうひとつは保険代理店の試験で98点だったという連絡をいただいたことです。
(100点満点じゃなかったけど。でもまあ98点なら満足!)
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